三田市西山にある八百屋の「にじ屋 Sanda base」が、2022年9月10日(土)に開店1周年を迎えられました!新しいのにどこか懐かしいような、大人からお子さんまで地域の方に愛されているお店の魅力を、改めてご紹介したいと思います。
移動販売「にじ屋」の拠点でもある店内には、無農薬や有機栽培といったこだわりの栽培方法で育てられた新鮮野菜や果物がズラリ!子どもたちが集う駄菓子コーナーに、旬の果物をそのまま使用したしぼりたての贅沢なジュースやスムージーも大人気ですよ♪
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「にじ屋 Sanda base」の周辺と店内の様子
「にじ屋 Sanda base」は、三田市西山にある八百屋です。「にじ屋」は元々、大阪エリアを中心に野菜や果物の移動販売を行なっているのですが、それとは別に店舗型の拠点として構えられたのがこの「Sanda base」なんです。
神戸電鉄・横山駅から車で約6分。ベーカリーの「パンプキン本店」や、焼き鳥チェーンの「とりどーる三田店」などが並ぶ西山のメイン通りを1本、西側に入ったところにあります。
お隣には炭火豚モツ焼「もつ吉」があって、青い外壁の建物と虹が描かれた看板が目印ですよ。地図はこちら。
お店の駐車場は、お隣のモツ吉さんに面した道路の向こう側に2台分のスペースがあります。あともし、ほかに車やバイクなどが停まっていなければお店の前にも停めていいとのことですので、もし空いていたらラッキーですね!
古い蔵を改装してできたという店内に入ってみると、その面影を少し残すような懐かしい雰囲気に、色鮮やかなお野菜と果物が所狭しとズラリ。ほのかに、甘〜い香りも漂ってきます。
お店を見渡しただけでもう、ワクワクしてしまいますね!
中央には季節の果物、壁沿いにはお野菜や調味料などの食材が並んでいて、どれも手書きの値札が添えられています。味の特徴や生産者のこだわりポイントなどの興味を引く説明が書かれており、仕入れからこだわっている店主の思いが伝わってきますね。
取り扱っている野菜や果物のほとんどが、無農薬や有機栽培をはじめ、出来るだけ農薬や化学肥料などを控えた栽培方法で作られたもので、その日に採れた新鮮なものや新しいものが並んでいます。
ちょうど夏野菜の時期が終わった今、ところどころに秋の訪れを感じさせる食材たちが並んでいました。これからは果物だとぶどうや梨、野菜だと芋・栗・南京などが旬だそうですよ。
このシャインマスカットやピオーネも粒が大きくて色鮮やかで、めちゃくちゃおいしそ〜!
野菜や果物だけでなく、ほかにもお醤油などの調味料類や昆布といった食材、さらにはお弁当などもあって、八百屋さんでありながら様々なものが揃っていますよ。
ほかではあまり見かけないような食材もあるし、ラインナップも定期的に少しずつ変わります。「今日は何が置いてるかな〜?」と、掘り出し物を探しに行くような感覚で訪れるのもおすすめです。
入ってすぐ左手には駄菓子コーナーが!「子どもにとっての居場所や、楽しみになるような拠点をつくりたい」という想いから設けられているコーナーで、風船ガムやうまい棒など、懐かしい駄菓子たちで溢れています。
今の子どもたちにも、昔の駄菓子屋のような気分が味わえる場所があるのは、とっても素敵ですよね。
そんな子どもたちに向けた「にじ屋のおやくそく」。どれもシンプルだけど、大切なお約束ばかりです!カラフルで手作り感あふれる看板から、やさしくてあたたかいお店の雰囲気が伝わってきますね。
新鮮な果物をそのまま味わえる!贅沢なジュース&スムージー
さらに「にじ屋 Sanda base」では、お店で取り扱っている果物をふんだんに使用したジュースやスムージーが販売されているんです!旬の果物を使った季節限定メニューも美味しそう。
注文が入ってからお店の横にあるキッチンで作っていただけるので、搾りたてのフレッシュな果物の味を丸ごと味わえますよ。
今回は、季節限定の「ぶどうとリンゴのスムージー」(写真左・税込500円)、と、定番の「ミックスジュース」(写真右・税込350円)をいただいてきました!
「ぶどうとリンゴのスムージー」は、飲んだ瞬間、香り高いぶどうが一気に鼻腔に広がります。果物の皮ごと入っているためか、素材そのままの味が素直に伝わってきますね。さらに飲み進めると段々とリンゴの甘酸っぱさが感じられて、深みのある何とも贅沢な味です……!
続いては「ミックスジュース」を飲んでみたいと思います。こちらも、それぞれの果物の味が口いっぱいに広がる~!何が入っているのかを飲みながら当てていくのも、発見があって楽しいですよね。
また、ちょっと驚いたことも。以前にミックスジュースをいただいた時はバナナを強く感じたんですが、今回は飲んでみるとパインが強く感じられたんです!毎回少しずつ味が違うのも、手作りミックスジュースだからこその楽しみですね。
生産者と消費者との架け橋になる、昔ながらの商店街のような場所にしたい
店内を眺めていると、お店の方とお客さんとが親しげに話す姿を何度も目にしました。店主の片山さんは、お客さんとの会話をとても大切にされているそうで、その理由は「昔ながらの商店街のような場所にしたい」という想いがあるからなんだそうです。
スーパーが主流となった今の時代は、昔からある多くの八百屋は経営が立ち行かなくなり、どんどんと店じまいをしています。しかしスーパーでは、どんなに生産者がこだわってつくっている野菜でも、何の説明もなく安いものと並んで売られてしまう。つまり「生産者のこだわりや想いが、消費者にはどうしても伝わりづらくなる」という問題があります。
お客さんと会話することで、果物や野菜についての知識や生産者のこだわりを直接お伝えすることができる。「この〇〇という農家さんの〇〇が美味しいんですよ!」とおすすめして、ファンになってもらうことで納得して野菜や果物を買うことができるし、農家の方にとっても消費者からの感想や励ましは、何よりもの支えになります。
にじ屋は、そんな「生産者と消費者とを虹のようにつなぐ架け橋」でありたい。
昔ながらの商店街のような、会話しながら買い物をする楽しさを味わえる場所にしたいという想いが、お店のあたたかい雰囲気につながっているんだな、と感じました。
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さいごに
取材に訪れた2022年9月10日(土)は、「にじ屋 Sanda base」がちょうど1周年を迎えた記念すべき日。ひっきりなしお客さんが行き交う大盛況っぷりで、店内はたくさんの笑顔であふれていました。
「にじ屋」の野菜を通して食卓で会話が生まれたり、野菜を食べるきっかけになったり。日常をちょっと豊かにする、本当に美味しいお野菜や果物と出会える「にじ屋 Sanda base」にぜひ一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
にじ屋 Sanda baseの基本情報
- 住所: 〒669-1537 兵庫県三田市西山2丁目8-19
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:水曜日、日曜日
- TEL: 079-553-0248
- SNS: Instagram