【三田と人】第6回 しんどいもきれいも諦めたくない人たちの思いに応えたい「足つぼサロン Moana Mahina」(モアナマヒナ) 梅脇 碧

三田市やその近隣地域で事業やサービスを展開されているさまざまな「人」にスポットを当て、その活動や個人の魅力をインタビュー形式でご紹介する【三田と人】。

第6回となる今回は、三田市志手原で足つぼサロンを運営されている「Moana Mahina」(モアナマヒナ)のオーナーセラピスト「梅脇 碧」(うめわき みどり)さんにお話を伺ってきました♪

足の裏のつぼを指圧して身体のさまざまな不調に対して効果を発揮する「足つぼ」

足の裏に数多く存在する「反射区」を指圧して、身体の各部位にある器官や組織に働きかける「足つぼ」。

足の裏のツボをマッサージすることにより身体のさまざまな部位や臓器に働きかけるだけでなく、血行促進効果で冷えやむくみに疲労回復、さらには代謝改善やデトックス効果なども期待できる、古くから知られる有名な療法のひとつですよね。

今回ご紹介するのは、三田市志手原で「足つぼサロン Moana Mahina」(モアナマヒナ)を運営する、オーナーセラピストの梅脇 碧さん。

総合病院とクリニックで約16年の看護師経験をお持ちで、2年前の2021年1月から足つぼサロンを開業されました。

モアナマヒナさんでは、健康や美容に関するさまざまな悩みを根本的に解決するために、「足つぼ」と「若よもぎ蒸し」の単体施術および、これらを複合的に取り入れて効果を最大限に発揮するセットメニューを、お客さまにご提供されています。

看護師から足つぼサロン運営に転身したのは、娘のアトピーがきっかけ

——梅脇さんは看護師のご経験があるそうですが、看護師から足つぼサロン運営に転身されたのは、どういった経緯があったのでしょうか？

梅脇　わたしが足つぼに出会ったのは今から8年ほど前で、娘がアトピーになってしまったのがきっかけだったんです。

生後6ヶ月頃に離乳食を始めようと思って小麦を食べさせてみると、身体中にブワッと蕁麻疹のような赤みが出たんですよね。「あぁ、この子、アトピーなんや……」って、すぐに気づきました。

ちょうど同じ頃に、近所のお友達と世間話をしていたら、その友達の足があざだらけだったんです。「そのあざ、どないしたん？」って聞いたら、友達が「この前、足つぼ行ってきてんよ。そこの先生、とにかくすごいからあんたも一回、行ってみ！」って言われて。

——えっ、足つぼって、あざができるんですか？

梅脇　あざは、施術することで溜まった老廃物が流れる際に出る反応なので、出る時は出るんですけどね。わたしもその時は、足つぼでこんなにあざができるん？って思ったんですけど、その時はあまり深く考えずにその足つぼに行ってみることにしたんです。

梅脇　そしたらもう、ベッドの上をのたうち回るくらいの激痛で(笑) わたしも案の定、足のいたる所にあざができちゃいました。そしたら先生が、「今日から2週間、この食事をしてきて。それでまた2週間後にウチに来なさい」って言うんです。

半信半疑だったんですけど、言われた通りの食事を2週間がんばって続けて、それからまた2回目の足つぼに行ったら、1回目の時の痛みがウソのように全然、痛くなかったんです。あの時はホントに衝撃的でした。

——それはスゴいっ！食事を変えて2週間で、体質が改善されていったってことなんですかね？

梅脇　そうなんです。足つぼで足の裏が痛いって感じるのは基本的に、足の裏にある老廃物を押したときに血管や神経に当たるからなんです。でも足つぼと食事改善を続けていけば、足の裏の老廃物は本来ないものなので、だんだん痛くなくなってくるんですよね。

なので、モアナマヒナをオープンした2年前から通ってくださっている方はもう、施術中は寝てたりしますよ(笑)

——足つぼで寝られるだなんて……信じられない(笑)

「お前は足つぼをやる側の人間になるべきや」と言ってくれた師匠

梅脇　話を戻しますけど、2回目の足つぼの日は娘も連れて行っていたので、娘も先生に診てもらうことにしたんです。

すると、「お前はこの子のためにも、足つぼをやる側の人間になるべきや。そんで足つぼをもっと世間に広めていけ」って、こんな感じの口の悪い感じで、いきなり言われちゃったんですよ。

——ほぉ、何だか怖そうな先生ですねぇ。その先生って、足つぼ業界では有名な先生だったんですか？

梅脇　はい、この先生は、その後のわたしの師匠になる「和泉 修」さんなんです。お笑い芸人でもある方なんですけど、ご存じないですか？

——えええっ！あの「圭・修」の修さんですかっ？！めちゃくちゃ知ってますよ！でも、修さんが足つぼの先生をしているとは知らなかったですけど(笑) いろんな意味で、足つぼとは衝撃的な出会いをされたんですね。

梅脇　そうですね、そのときも娘のアトピーの症状は一進一退で、ステロイドを使えばそのときは良くなるけど、ちょっとでも使用を止めてしまうとまた症状がぶり返すような感じでした。

なのでもう、わらにもすがる思いで「わたし、足つぼやります！」って、師匠に伝えたんです。

足の裏を触るだけで、その人の健康状態や食生活の偏りがわかる

——モアナマヒナさんでは具体的に、どのような感じで足つぼの施術をしてもらえますか？

梅脇　はい、足つぼでは先ず、足の裏を触診させていただくことから始めます。足の裏を実際に触らせてもらって、足のコリはもちろん、足の色や形、硬さやハリ、マメの有無や位置、形状などを丁寧にチェックすれば、その人の今の健康状態や食生活の偏りなどが、手に取るようにわかるんです。

例えば「この人ちょっとタンパク質を摂りすぎてるかな」とか、「パンや小麦などの炭水化物をよく摂っている人なんだな」とか、「サプリに頼っちゃってるかな」という感じですね。

——足の裏を触るだけで、そんなことまでわかるんですね！

梅脇　そうなんです。足の裏が伝えてくれたさまざまな情報を元に、そこから実際にお悩みをヒアリングするカウンセリングに入ります。

「冷え性を改善したい」とか「疲労やだるさを解消したい」とか「妊活をしていて赤ちゃんが欲しい」とか、いろんな悩みを持っている方がいるんですが、意外と多いのが足つぼをするだけでは改善できないような【乱れた食生活】をしている人なんですよね。

——それって、足つぼに出会う前の梅脇さんのような人、ってことですかね？

梅脇　そうそう、まさにそれで(笑)、いくらがんばって足つぼをしても毎日の食生活が乱れていれば、根本的に悩みを解決するのは難しいんです。でもじゃあ、実際にどんな食生活をすればいいの？っていうのは、なかなかわからないですよね。

そんな人のために、60分以上の足つぼコースでは「もうちょっと○○のような食事を心がけると良いですよ」といった、具体的な食事指導もさせてもらっています。

あと、正直に申し上げて、足つぼって多少なりの痛みは伴います。慣れてしまった食生活を根本から改善するのも、つらい作業かもしれません。それでも「本気で自分を変えたい！」と努力してくれるお客さまには、わたしも本気で向き合います。

お客さまが目指しているゴールにたどり着くまで、とことん付き合わせていただく覚悟ですよ。

足つぼと掛け合わせることでより効果を発揮する「若よもぎ蒸し」

——モアナマヒナさんのもうひとつのサービス、「若よもぎ蒸し」についても教えてもらえますか？

梅脇　はい、足つぼでは主に健康面に対してのお悩みにアプローチしていくのですが、特に女性に対しての要望が多い「肌を綺麗にしたい」とか「シミやたるみを改善したい」とか「ダイエットしたい」といった美容面に関しては、なかなか補いきれない部分もあるんですよね。

そういった部分をカバーしつつ、足つぼと掛け合わせることでより効果を発揮するために「若よもぎ蒸し」を使用しています。

衣服を脱いだ状態でマントを被って、椅子の下からよもぎを煮詰めた蒸気を発生させて全身を包んでいきます。腕の内側から成分を吸収する数値を1とすれは、座面の下からの粘膜吸収では、おおよそ42倍の吸収率があるんですよ。

——42倍っ？！それはめちゃくちゃ効果が出そうですね！

梅脇　そうなんです。さらにモアナマヒナでは、よもぎ蒸しの中でもより効果が高くて「綺麗を叶える結果主義の草」としても知られている「若よもぎ蒸し」を導入させてもらっています。

国産の無農薬高級よもぎをベースにした国産100％の原料を、効能に合わせて0.5g単位で計測してブレンドしているので、とにかく肌を綺麗にしたい方や、シミやたるみを改善したい方、皮膚炎やアレルギーをお持ちの方、さらにはダイエットにも抜群の効果があるんです。

実はわたしもこの「若よもぎ蒸し」でダイエットしました(笑)

あと、春にかけてつらい時期を迎える花粉症や、不規則な睡眠時間などで自律神経が乱れているといった方にもおすすめですよ。

さいごに

——これからモアナマヒナを、どんなサロンにしていきたいですか？

梅脇　看護師だった経験と知識、それに足つぼと若よもぎ蒸しとを効果的に組み合わせて、わたしにしかできないアプローチで、健康や美容に関するさまざまな悩みを持っている人たちを救いたいですね。

モアナマヒナは「しんどいもきれいも諦めたくない」人たちの思いに応えられるサロンであり続けたい！と考えています。

足つぼサロン Moana Mahina (モアナマヒナ)のメニューと料金

足つぼサロン Moana Mahina (モアナマヒナ)の基本情報