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田舎暮らしを支援するNPO法人 里野山家(さとのやまが)に行ってみた

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JR・神戸電鉄の三田駅から車で約25分。青々とした山や田畑が広がる三田市高平地区・酒井にあるNPO法人 里野山家(さとのやまが)さんにお邪魔してきました。

この日は、一般社団法人 日本熊森協会さんによるイベント『皮むきかんばつフェスタ』が行われていて、市外から多くの方がいらっしゃっていました。

そしてなんと偶然にも、NHK総合テレビ『えぇトコ』のクルーの方々と合同取材させていただくことに!テレビの裏側を見ることができる、貴重な体験もできましたよ。

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高平から里山の魅力を発信する、エネルギッシュな佐藤さんご夫婦

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NPO法人 里野山家の代表である佐藤秀一さん・英津子さんご夫婦は、秀一さんの定年退職を機に西宮市から移住。農地と管理を任されている山林付きのこの古民家を見たとき「ここだ!」と一目惚れしたそうです。昔ながらの佇まいが残る立派なお宅ですね~。

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お二人は資源循環型の生活を探求すべく、自然エネルギーを有効活用した生活を日々送られています。太陽光発電もその代表的なものの一つで、こちらは太陽光を活用した玄関灯。英津子さんは、太陽光パネルのミニ充電器を自分で作るほどの腕前の持ち主なんです!スゴイ!!

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笑顔の素敵なお二人。初対面の方でも気兼ねせず、色んなことをお話ししてくださるので、帰る頃にはすっかり家族になったような気分にさせてくれる、懐の深さをお持ちです。

皮むきかんばつで森を再生。人にも動物にもやさしい森づくりを

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三田市内では初めて開かれる『皮むきかんばつフェスタ』。大阪や京都からはるばる来られた約40名の皆さんは、ご夫婦や家族連れがほとんど。

普段は豊岡市など兵庫県北部の山林で行われているそうで、神戸・大阪からアクセスのいい三田市は、都会の方には持って来いの場所だとか。NHK取材クルーのカメラに皆さんドキドキ……。

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イベントを主催された一般社団法人 日本熊森協会さんは、熊の棲める豊かな森を残すために奥山自然林の保全・再生を行う、実践自然保護団体だそう。森に入る前にまずはラジオ体操から。虫除けスプレーをふって、ヘルメットを着用。準備万端で、いざ森の中へ!

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まずは、皮むきかんばつをするにあたっての説明を聞きます。ピンク色のリボンが結んである木以外のものを選びます。

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木の根元から10cmほどのところに、ノコギリで切り込みを入れます。内部から白い粉が出てくるまでギコギコ切っていきましょう。

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思っているより結構、しっかり切っていきます。白い木の粉が見えてきましたね~。

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続いて、ヘラを木目に対して水平に入れて、樹皮の部分をめくっていきます。

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ヘラの角をグイッと立てて入れると、さっくりめくれます。

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めくれたら、あとは一気に引っ張るのみ!小さなお子さんの力でもスルスル~っと剥けていきます。これがまた結構、気持ちいい!

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表面の樹皮が剥けると、中から水分がジュワ~っと出ていて、ほのかに甘い香りもします。手で触ってみるとベタベタしていて、人肌のようなきれいな色をしています。

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さぁ、私もいざチャレンジ!ノコギリで切り目を入れて、ヘラでザクザク周囲を浮き上がらせ、せーのっ!!

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おりゃーーーーーっ!っと一気に上の方までめくれていきます。想像以上にきれいにめくれていくので、なかなかの快感です。でも、引っ張ったあと上から落ちてくるので注意が必要です。私も何度か頭を直撃しました(笑) ヘルメット様様です。

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皆さんよっぽど楽しかったのか、どんどん樹皮が剥がれて内部がむき出しになってきています。さながら、ヒノキの床柱のようですね~。

こうして樹皮を取ったスギやヒノキは、水を吸い上げることができなくなるので、次第に枯れていきます。枯れて葉が落ちていくと、陰になっていた部分に陽が差し込むようになり、雑草やその他の植物が育って、森が元気になっていきます。

その結果、木を伐採=間伐した状態と同じようになるというのが『皮むきかんばつ』の仕組みなんですね。

そして参加者の皆さんが皮むきかんばつを終えた頃、なんと!ものまねでおなじみのモト冬樹さんと、女優の高橋ひとみさんが登場!!お二人とも芸能人のオーラがバンバン出ていて、コメントや英津子さんとのかけあいは、まさに家でテレビで見ているようでした。

気になるその模様は、6/11(土)の午前10:05からNHK総合テレビで放送予定なんだそうですよ!ぜひ番組でチェックしてみてくださいね。

イベントも後半戦へ!お待ちかねのランチタイム

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皮むきかんばつをした森から、佐藤さんのお宅に戻って来ました。正午を過ぎて、そろそろ腹時計も鳴り始めるころ……。

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秀一さんがお手製のロケットコンロの前で、ごはんを焚いてくださっていました!薪をくべて様子を注意深く見守っています。炊き上がりはもうすぐのようですね。あーーー、お腹すいた~!!

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そして、待ちに待ったごはんが炊き上がりました!昔ながらの釜焚きごはん。これは美味しくないはずないでしょ!?

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皮むきかんばつを楽しんだ皆さんで、一緒にお昼をいただきます。撮影待ちなんかもあって、皆さんお腹ペコペコのご様子でした。

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メニューは英津子さんが前日から仕込んでくれたおでんと、ご近所の皆さんが協力して用意してくださった豚汁。地元で採れた野菜をたっぷり使ったお料理は、まさに地産地消!あったかいおふくろの味に癒されます~。

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食事のあとは、日本熊森協会さんによる紙芝居『どんぐりのもりをまもって』がスタート。

今、日本が抱えている生態系の悩みを、手書きのイラストと感情豊かな朗読で伝えてくださる紙芝居でした。人里に下りてくるしかない熊たちの現状を、熊の目線で伝える内容に皆さん聞き入っていましたよ。

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そして紙芝居のあとは、間伐材を使ったワークショップ。子どもたちがサンディングペーパーで木の表面をきれいにして、思い思いの絵を描いていました。お子さんたちにはいいお土産になったようです。

人と人とのつながりに感謝。誰もが一息つける場づくりを目指して

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イベント終了後、英津子さんに裏山を案内していただきました。毎週月曜日には知人のボランティアの方が集まって、裏山の木を伐採しているそうです。英津子さんの足元にある竹の枕木のようなものは、伐採した木を手作りのソリで運ぶために考えられたものだとか。

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木々を伐採した後の森には、また新しい苗木を植えて行くそうで、そうした植樹イベントも計画中とのこと。里野山家では、近隣の皆さんはもちろんのこと、不登校になってしまった学生さんや外国人観光客も受け入れて、里山暮らしの素晴らしさを伝えているそうです。

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ロケットコンロの炊飯体験やミニ太陽光発電づくり、しめ縄づくりのワークショップなどを通じて、英津子さんは『環境のことを考えると、防災につながっていく』ということを感じ始めたそうです。便利な暮らしに慣れていると、いざというときに何にもできないってことはありますよね。

「多少の不便はあっても、昔ながらの人間らしい暮らしをすることで、不思議と心が耕されていくんです。沢でカニをつかまえたり、虫やカエルを捕まえたり、畑の野菜を収穫したり……。特に小さい子どもたちにとっては、実体験が子どもたちの生きる力を育ててくれるんです。」と英津子さん。

子どもたちのことを思い描きながら話してくださるその姿は、まさに「英津子おばあちゃん」そのもの。お話を聞いていると、いろんな人が集まってくる理由がわかるような気がしました。

さいごに

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里野山家では、一般の方でも気軽に里山暮らしを体験することができます。薪でごはんを炊いたり、お風呂を沸かしたり、畑で野菜を採ってきて食事を作ったり、近くの沢で水遊びをしたり。もちろん、薪も自分たちの手で割るところから体験できます。

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里の恵みと、英津子おばあちゃんの愛情がたっぷり詰まったお料理は格別です。日常のすぐそばにあるノスタルジーあふれる里山で、心洗われる体験をしてみませんか?

NPO法人 里野山家の情報

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第2回「皮むきかんばつフェスタ」が6/19(日)に開催予定!

今回お邪魔した「皮むきかんばつフェスタ」ですが、さっそく第2回目が開催されることが決まっています!日程は6月19日の日曜日。ご興味のある方は、一般社団法人 日本熊森協会までお問い合わせください。

  • お問合せ:一般社団法人 日本熊森協会事務局(10:00~18:00/水・日・祝日休み)
  • tel.0798-22-4190  fax.0798-22-4196
  • E-mail  contact@kumamori.org
  • ホームページ:http://kumamori.org/

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