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丹波篠山市の就労継続支援A型事業所「ワークスペースSora」の活動を見学してきました!

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ガーデン&エクステリア 兵庫県三田市 かね庵2

この記事はさんだびよりを応援するガーデン&エクステリア「庭楽育 by かね庵」の提供でお送りします。

こんにちは!さんだ日和ライターの杉です。

今回は、今年2月に丹波篠山市にオープンした就労継続支援A型事業所「ワークスペースSora」さんの活動見学に行って来ました。

みなさんは「就労継続支援A型事業所」をご存知ですか?

「聞いたことはあるけど詳しくは知らない」という方も多いんじゃないかな?と思うので、まずは簡単に説明をさせていただきますね。

就労継続支援事業所は、障がいや病気などの理由で一般就労が難しい方に向けた福祉的就労サービスです。事業所では様々な企業から受託した作業を行うのですが、その活動を通して働くための知識やスキルを身につけ、一般就労を目指して働く準備をしていきます。

中でも今回ご紹介する「ワークスペースSora」さんは、丹波篠山市で唯一の「A型事業所」で、支援を受けながら一般就労に近い職場環境で働くことができます。事業所と雇用契約を結ぶので、最低賃金以上の給料が支払われます。

就労支援事業所についてイメージしていただけたでしょうか?今回は、ワークスペースSoraさんの午前中の作業を見学させていただきました。その様子をご紹介していきますね!

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目次

利用者さんが中心となって進める事業所の一日

AM10:00、「おはようございまーす!」とみなさん揃っての朝礼から一日がスタート。

こちらの事業所では、スケジュールや作業の準備など利用者の方が中心になって進めるそうです。「あれ?支援員さんが決めているんじゃないんだ。想像とは違うかも」と思い、支援員の方に聞いてみると、

「そうなんです。ほとんど利用者さんたちにお任せしています。私たち支援員は手助けをするくらいで。とってもありがたいんですよ(笑)。こういった進め方はあまりなくて、珍しいんじゃないかと思います」

一般就労につくことが一番の目的ですから、スケジュール管理なども必要なスキルだと思いまので、なるべく利用者さんにお任せしています」

と話してくださいました。

朝礼で今日の作業についての簡単な説明があり、それぞれの作業グループに分かれて始まりました。

こちらは入所してまだ日が浅い方たちが中心のグループで、比較的易しい作業から始められるようになっているそうです。今日は、釣り具の部品のつなぎ目を綺麗に削っていく作業をされていました。

まじめに作業をしながらも、ときどき雑談も挟んだりして、とても和やか〜な雰囲気。

それぞれの得手、不得手を考えたうえで、可能であれば少し細かい作業もあるそうです。他にも、高校野球のチームから依頼されたボールの修繕といったものもあるそうですよ。

写真中央の男性は、利用者さんのリーダーで佐埜さんです。作業の合間に「どうですか〜?」と声をかけて回っておられました。一人ひとりとコミュニケーションを取ってニコニコお話しされている姿が印象的でした。

支援員が作業を監視しているということはなく、一緒になって進めたり「休憩で〜す!あ、○○さん休憩なんだから仕事しちゃだめだよ〜アハハハハ!」みたいな(笑)、みなさん明るく無理なく作業を進められている様子でした!

一人ひとりの作業スペースや体調に合わせて、それぞれの利用者に寄り添った環境となっていましたよ。

利用者の佐埜さんにお話を伺いました

── 早速ですが、佐埜さんがこちらで働くようになったきっかけをお聞きしても良いですか?

佐埜:僕は元々、京都の飲食店で働いていたのですが病気で仕事が続けられなくなり、市役所の紹介でこの事業所を知ったんです。僕は三田市から通っているんですよ。

── そうなんですね。ワークスペースSoraに入った決め手はあったのですか?

佐埜:この事業所の社長の、利用者ひとりひとりに目を向けて就労へのステップアップを目指しているという考えに共感して、ここで働くようになりました。

作業のスケジュール管理なども社会にでた時の必要なスキルの一つだということで、任せてくれています。「もしも失敗してもスタッフが責任をもって対処するから大丈夫。何でもやってみて」と言ってくれて、とてもありがたく感じています。

── それは心強い言葉ですね。他の事業所とは違うと思う点はありますか?

佐埜:Soraは、僕たちが就労に向けてスキルアップできることを、何よりも大切に考えてくれています。そこが、他の事業所にはあまりない環境かなと思います。

また、決して作業効率を求めないところも、めずらしいと思います。「早くしろ」「今日中に絶対終わらせろ」といった言葉はありません。むしろ「ゆっくり丁寧に」と言われます。そう言われると安心するのと同時に、「がんばろう」と思ってしまいますよね。

── 佐埜さんは利用者さんのリーダーとして働いておられますが、他の利用者の方と接する時に、何か気をつけていることはありますか?

佐埜:例えば、説明をする時など、同じ内容でも相手によって伝わりやすいように言葉を変えたりしますね。注意するのもなにがいけないのかをわかりやすく伝えたり、ですかね。

色々な事情を持った方が来られているので、なるべく仕事が負担にならず楽しみながら通えるようにできたらと気をつけています。

さいごに

正直、私が最初に抱いていた「就労支援事業所」のイメージとは全くちがう雰囲気で驚きました。

利用者の方々のことを一番に考える事業所の方針や、リーダーの佐埜さんのきめ細かな声かけや気配りが、利用者の方々をしっかり支えていているんだなぁと感じます。

この記事が「就労支援事業所」について知ってもらえるきっかけになったり、このような事業所を探しておられる方の目にとまれば嬉しいです。

就労継続支援A型事業所「ワークスペースSora」の基本情報

基本情報

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    この記事を書いた人

    さんだびよりライターの杉です。
    ふだんは地元三田で個別指導教室と心理カウンセリング「Whole」を運営しています。
    いろいろな人たちの素敵な活動を皆さんに伝えていきたいです!

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