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【MURACO】100年後まで大切に使い継ぎたい高品質の無垢材オーダーメイド家具

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この記事はさんだびよりを応援するいちご農園「原田いちごファーム」の提供でお送りします。

暮らしにそっと寄り添う、手づくり家具のぬくもり。三田市上相野にある無垢材のオーダーメイド家具工房「MURACO」さんをご紹介します。

東京・青山の家具ブランド「ウッドユウライクカンパニー」から2017年に独立し、三田でMURACOを立ち上げた家具職人の村上さんご夫妻。無垢材を使用したオーダーメイド家具の魅力やこだわりなどを、じっくりとお伺いしてきました。

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目次

インスタで見つけた、惚れ惚れするほどに美しい無垢材の家具たち

わたしはこの「さんだ日和」というメディアを運営している立場上、ネットやSNSで三田の情報をチェックすることがほぼ、日課のようになっています。

そんな或る日、インスタグラムでステキなチェアやデスクといった家具のお写真をたくさん投稿されているアカウントを見つけちゃったんですよね。

木の風合いをそのまま残しながら、直線や曲線のフォルムや細部にわたる仕上げの丁寧さ。それらが、写真を見るだけですぐに伝わってきました。

ホント、惚れ惚れするほどに美しい……。

そしてさらに気になったのが、投稿の位置情報にある「Sanda, Hyogo」の文字。えっ、三田!?

もう、どうしようもなく気になってしまって、アカウント情報やホームページを拝見してみると、三田市上相野にある「MURACO」さんという、無垢材(※)を使用したオーダーメイドの家具工房だということがわかりました。

※無垢材=合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材。

こんなにもおしゃれでセンスの良い家具が三田で作られているんだ〜!と思うとなんだかうれしくなってしまって、すぐに工房&ショールームにお伺いしちゃいました(笑)

無垢材のオーダーメイド家具工房「MURACO」への行き方

MURACOさんの工房&ショールームは、三田市上相野にあります。地図はコチラ。

場所がちょっと分かりづらいので、写真でも行き方をご紹介しておきますね。まずは県道141号線(黒石三田線)で、三田方面から相野方面に向かいましょう。

相野駅前の交差店を通過し、さらに「しい茸ランド かさや」さんの前の交差点も通過してしばらく進むと、右手に「タイヤショップ シロクマ」さんが見えるので、その手前を右折します。

右折すると、奥の方に茶色い屋根の平屋が見えます。あちらがMURACOさんの工房&ショールームです。

建物の隣に駐車スペースがあるので、お車の場合はこちらに駐車するようにしましょう。

目の前には、のどかな田園風景が広がります。癒やされるなぁ……ずーっと眺めていたくなります。このようなステキな環境で、MURACOさんの家具は生み出されているんですね。

無垢材の良さをじっくり体験できる「MURACO」ショールーム

早速、ショールームの中に入ってみました。MURACOさんを代表する家具のテーブルやチェアをはじめ、小物などのアイテムもディスプレイされています。

このショールームで、無垢材オーダーメイド家具の使い心地や質感などをじっくりと見せてもらうことができますよ。

真っ白な壁と大きなガラス窓で開放感たっぷり!とても明るい室内に、無垢材の家具がよく映えますね。

こちらは、家具と同じ無垢材で作られた小物の数々。どれひとつ取っても、もはや生活用品というより芸術品といえるような造形美を醸し出しています。

カッティングボードにコースター、木べらなどなど。見た目に美しいだけでなく、使いやすさを最優先に考えた機能性も兼ね備えているんです。

あとはやはり、手触りがホント素晴らしい。このなんともいえない「しなやかさ」はぜひ一度、実際に手にとって体験してみてほしいですね。

こちらはコーヒー豆の量を測る「コーヒーメジャー」。カップの部分がコーヒー豆以外に触れないように、自立するデザインになっています。さらにこちらは組み立て式ではなく、ひとつの木材から削り出しで作られているんですよ。これはもう、彫刻品の域ですよね!

ショールームの片隅に、少し小さめのデスクとチェアが置かれてありました。こちらはもうすぐ納品されるオーダー品なんだとか。

ちょっとした作業や、お子さんの勉強机としても使えそう。木のぬくもりが感じられるシンプルなデザインで、作業が捗りそうですね。

ショールームに隣接された家具工房は木の香が漂う懐かしい空間

ショールームのすぐ奥には工房があって、こちらで日々、MURACOさんの家具が生み出されているんですね。広々とした空間に作業台や機械類が並びます。

木材を加工したときに漂ってくるあの香り、好きなんですよね。どことなく、学生の頃に学んだ工芸室を思い出してしまいました(笑)

完成したばかりのチェアを発見!自然の風景をバックにすると、さらに魅力的に見えてしまうから不思議です。

ちなみにこのチェアは、以下のパーツにて構成されています。背もたれの部分と後ろ足が滑らかに繋がっているデザインに特徴がありますね。

こうやって各パーツがバラバラの状態だと、繊細かつ丁寧な加工技術がよくわかります。

組み立てにはネジやダボ(木材同士を接合する際に接合面に差し込まれる小片)などは一切使わず、ホゾ(木材同士を接合する際に接合面に加工される突起)の技術が採用されています。

このホゾによってパーツ同士がガッチリとかみ合ってて、何十年にもわたって長く使われるような頑丈な家具になるんですね。

あとはこの座面部分。写真ではちょっと見づらいかも知れませんが、ツルツルと滑って座り心地が悪くならないように、微妙に凹凸をつけた滑り止めの仕上げがされています。

この仕上げに使われるのが、このちっちゃな鉋(かんな)です。なんだか可愛いらしいですよね(笑) この鉋を使って、滑り止めになる凹凸を出していくんだそうです。

木材の加工技術に裏打ちされた、使い心地や手触りといったディテールの質の高さ。MURACOさんの家具には、それらを随所に見て取ることができるんですよね。

さらに、実際の作業風景もちょっとだけ見せていただきました。こちらは木材に穴を開ける機械。

木材を加工する機械にも、どこかレトロで懐かしい雰囲気を感じます。木のぬくもりと同じように、大切に使い込まれている機械にも不思議なぬくもりってあるんですね。

東京・青山の有名家具ブランドから独立し三田へ。MURACOの村上さんご夫妻

こちらが、MURACOのオーナーご夫妻であり家具職人でもある、村上剛さんと村上順子さん。MURACOが手掛ける無垢材オーダーメイド家具の魅力などを、いろいろと聞かせていただきました。

── この三田という場所で家具工房を構えられたのは、何かキッカケがあったんですか?

村上剛 ふたりとも2016年まで東京の表参道にショップがある「ウッドユウライクカンパニー」という家具店で職人をやってまして、私は工場長を任されていたんですが、2017年に独立してMURACOとして活動を始めたんですね。

そのときに東京以外の場所を拠点にしたいという希望は漠然とありました。そう考えたときに妻の実家が三田だったということもあって、三田に工房を構えたというのが一番の理由です。

── MURACOさんの家具は、どのような種類の木材を使用されているのですか?

村上剛 基本的には広葉樹の木材を使用しています。国産の木だとクリとかナラとか。あと北アメリカ産のチェリーやウォルナット、オークなどが多いですね。一般的に適正に流通している木材を使用しています。希少な木は殆ど使わないですね。

わざわざ希少で高価な木を選んでも、本来の家具としての質以上の値段になってしまうので……。それはちょっと違うな、って思うんです。

村上順子 お客さまに希望の樹種があれば、その樹種を仕入れて作ることもできますよ。この木がいい!って指定して来られる方も多いんですよ。皆さんホントお詳しくて。

ちなみに、これは木材屋さんから聞いたお話なのですが、関西の方はホワイトオークが好きという人が多くて、関東はチェリーが好きという人が多いんですって(笑)

── へぇーそうなんですか!関西の薄口しょうゆと関東の濃口しょうゆみたいで面白いですね(笑)

木が持つ本来の風合と経年変化を楽しめるのが、無垢材家具の魅力

── 無垢材を使用した家具の魅力ってどういったところにあるのでしょうか?

村上順子 無垢材は合板や集成材とは違って、丸太から切り出したままの木材なので、木が持ってる本来の風合いが楽しめるところが魅力ですね。あとMURACOの家具は全てオイル仕上げなので、経年変化でだんだんと飴色に深まっていくのも魅力のひとつです。

── 使えば使うほどに風合いが出てくるんですね!ただ、オイル仕上げだと水拭きができなかったり傷がつきやすかったりということはないのですか?

村上順子 水と油だから拭けない……みたいなイメージってありますよね。でも普通に水拭きしていただいても大丈夫ですよ(笑) テーブルなんかは汚れやすいですし、むしろ毎日キレイに水拭きしてもらったほうがいいんです。

そして使っているうちにオイルが取れてきたなぁと感じたら、自分でオイルを塗り直すなどして簡単にメンテナンスすることができるんです。ただし、オイル仕上げに適したオイルを塗ることが大切です。乾性油を使います。

そうしたメンテナンスを重ねていくにつれ、オイルが木の繊維に染み込んで酸素と結びついて固まるので、だんだんと強くなっていくんです。あと傷に関しても、少しの傷や凹みならお家ですぐ修理できちゃうんですよ。

── ええっ、木の傷や凹みって修理できちゃうんですか?

村上順子 そうなんです(笑) ちょっと試しにやってみましょうか。

……と急遽、木に傷がついたときのメンテナンス講座が始まりました(笑) 先ずは思いっきり傷をつけちゃってください!ということだったので、オイル仕上げされた端材にこれでもかっ!ってくらいにガシガシ傷をつけていきます。

最終的に、これだけ傷をつけてみました。自分的には結構ガリガリやったつもりなんですけどね。この傷が本当に治っちゃうの??

村上順子 まずは布巾などに水を含ませて傷に当てて、そこを熱したアイロンでジュッ!っとやるんです。

── わわっ、オイル仕上げなのに水や熱を加えても大丈夫なんですか?!

村上順子 しっかりとオイルが硬化していたら、こうやって熱を加えたり水を入れたりしても大丈夫なんですよ。この熱と蒸気で、さっき傷をつけて凹んだ木の繊維が膨らむんです。

村上順子 それだけでも傷はほぼ元に戻るんですが、こうやってペーパー掛けをして……

村上順子 オイルを塗装し直して、乾燥してやれば……ハイ!これで元通りなんですよ(笑)

……す、スゴい!

どこに傷があったのかもう全然わからないレベルだ。これだけ元通りになれば、メンテナンスをして何十年も使い続けられるというのも納得です。

村上順子 お子さんがいるご家庭なんかは特に、「子どもが大事な家具を傷つけたり汚したりしそうで怖い」っておっしゃるんですが、このようにメンテナンスしてあげればずっと長く使えるものなんです。

あとわたしの経験上、「大事に使おうね」って言い聞かせながら子育てできたのは、教育としてもスゴく良かったと思ってるんです。キズを簡単に修理できるって分かっていれば、こちらも安心して見守れますし、のびのびと大事に使ってくれてる娘の姿を見ると嬉しいですね。

オーダー家具は特別ではなく、普段の暮らしにそっと寄り添う身近なもの

── さいごに、MURACOさんの家具に対するこだわりを教えていただけますか?

村上剛 家具作りには何年もかけて習得する技術が必要不可欠です。しかし、技術だけにこだわったモノ作りをするのではなく、家具としての使いやすさ、使い心地を考え「木」を最大限活かしてやる事を常に考えながら日々「木」と向き合っています。

100年後にアンティークとして価値が出るくらい、何世代にもわたって愛され、使い継がれていく家具作りを目指しています。

村上順子 丁寧に作られたものが暮らしの中にあることで、使う人の暮らしが心地よく、日々を大切に過ごせたらとても嬉しいですね。

オーダー家具は特別な人のための特別なアイテムと思っている方もいらっしゃいますが、普段の暮らしにそっと寄り添うような身近なものであって欲しいなと思っています。

使って古くなったら買い換えるものではなくて、大切に使い継ぐもの。大切に使い続けたいと思ってもらえるような、質の良いもの作りを続けていきたいです。

さいごに

住まいは、心を映す鏡。

わたしたちの人生の中で、多くの時間を過ごすことになる住まい。そしてその住まいを彩る家具たち。お気に入りの家具やインテリアに囲まれた暮らしは住む人の心を穏やかに、そして豊かにしてくれます。

使い手の暮らしにそっと寄り添う、確かな技術で丁寧に仕上げられたMURACOさんの無垢材オーダーメイド家具。

きっとわたしたちの暮らしを末永く、豊かなものにしてくれることでしょう。

MURACOの基本情報

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    この記事を書いた人

    さんだびよりの編集長やってます。三田には美味しいご飯が食べられるお店が多いので、なかなかダイエットできません(笑)
    地域の笑顔を繋げるために、今日も三田市内のどこかを奔走中!

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