有馬富士公園内にある「三田市有馬富士自然学習センター」にて、2016年1月23日(土)〜2016年4月10日(日)まで開催中の企画展、「おようふくのできるまで」。
その中で、2016年1月30日(土)に行われた体験イベントの「まゆだま工作〜まゆだまでコロコロをつくろう〜」に参加してきました。
はじめて見るカイコの幼虫を恐る恐る観察したり、思い思いの絵をまゆだまに描いてコロコロ転がしたりと、親子いっしょに体験して、学んで、そして楽しめるイベントでしたよ。
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三田市有馬富士自然学習センターの外の様子
今回の企画展「おようふくのできるまで」が開催されている「三田市有馬富士自然学習センター」は、有馬富士公園の敷地内にあります。地図はこちら。
車で訪れる際には、第1駐車場(第1P)が最寄りになるので、混雑していない場合は第1駐車場を利用しましょう。有馬富士公園の駐車場に関する詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。
ん?おしりと脚の一部が、壁から突き出ています。なんて無防備な昆虫さんでしょうか。
そうそう、今日はこのイベントが目的なんですよ。まゆだまでコロコロを作るんだそうです。
ちなみに今日は初回イベントということで無料でしたが、参加できるのが小学生以下ということだったので、小2の娘を引き連れてやって来ました。
三田市有馬富士自然学習センターの中の様子
あー、先ほどの無防備な昆虫の正体は、コレだったんですね。施設の中に入ると、巨大なクワガタが出迎えてくれました。ミヤマクワガタの「つよし君」だそうです。
イベントは第4展示室で行われているということなので、早々につよし君とお別れして、施設の一番奥を目指します。
まだ開始の13時をちょっと過ぎたところなのに、すでに多くの親子連れの皆さんで賑わっていましたよ。
企画展「おようふくのできるまで」の様子
「おようふくのできるまで」という名の通りに、お洋服はどのような素材からできているのか?そしてその素材はどのようにして生まれるのか?といった内容を、実際に見たり触ったりして、体験しながら学べるようになっています。
まゆ(繭)=「カイコ」というなんとなくのイメージがあったのですが、「ヤママユ」や「クスサン」といった蛾の一種も、まゆを作るんですね。そしてこれらの蛾は、すぐそこの公園内でも生息しているんだそうです。んー大人も勉強になります。
実際のカイコの幼虫が展示されていました。真冬の寒さでも成長できるようにパネルヒーターを使って、丁寧に飼育されています。
本当は幼虫の様子もご紹介したかったんですけど、虫が苦手だという方もいらっしゃるじゃないですか。なのでここは、自主規制のモザイクを入れておきます。ん?逆にグロい感じになっちゃってるって?(笑)
モザイク無しで実際の様子をご覧になりたい方はぜひ、有馬富士自然学習センターまで足を運んでみてください。
この時の幼虫で、だいたい「3れい」の頃だということでした。羽化してしまうと大量に産卵をしてしまうそうなので、そこまでは育てない予定なんだとか。
自分だけのまゆだまを作ってコロコロしてみた
では、この日の体験イベント「まゆだま工作〜まゆだまでコロコロをつくろう〜」にお話を戻しましょう。受付にはこのように、端っこがカットされた「まゆだま」が用意されていました。
感触としては、厚手の和紙のようなザラザラとした感じ。そして思ったよりも固かったですね。
ひとつのまゆから、これくらいの生糸がとれるそうです。こう見ると結構、多いですよね。
まゆだま工作の最初の工程は、参加している子どもたちが真っ白なまゆだまに、思い思いの絵を描き入れていくところから。
好きな絵を書いたり、色を塗ったり。手を汚しながら、みんな一生懸命に描いていました。
絵を描き終えたら、カットされたところから小さいビー玉を入れて……
カットされた部分をボンドで接着すれば……
この世にひとつしかない、自分だけの「まゆだま」が完成です!
そして作業机の横に、まゆだまをコロコロして遊べるスペースが用意されていました。
楕円形のまゆ玉の中に重いビー玉が入っているので、不規則に転がっていきます。
ジャンプ台の上を通るように転がすのが、意外とむつかしい!この写真で8カット目くらいです。(笑)
参加していた子どもたちはみんな、カラフルで楽しいまゆだまを作っていました。
あとスタッフの方に、このようなまゆだまも見せていただきました。見た目も手触りも、なんともいえない温かみがあります。ここまでくるともう、売り物レベルですよね。
今後も楽しい体験イベントが開催予定!
そして今回のような体験イベントは、この日だけではありません!今回と同じ「まゆだま工作」は、2月27日(土)にも開催が予定されています。(参加費50円が必要)
そのほかにも3月までの間に、まゆだまから生糸をとる「まゆだま糸くりたいけん」や、「羊毛こうさく」、「おりものたいけん」、「クスサンの糸で缶釣りたいけん」といったイベントも予定されていますよ。
さいごに
カイコのまゆだまって、触ったことありますか?わたしはこれまで、一度も触ったことがありませんでした。見て・触れて・遊んで・学ぶ。自然豊かな三田市には、子どもも大人もいっしょになって自然を学べる、素晴らしい施設があるんですね。
「週末は家族でどこに遊びに行こうかなー?」と、遊びのネタ切れで悩んでいるお父さんお母さん。お子さんを連れて一度、「三田市有馬富士自然学習センター」に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
そしてそのあとには、同じ有馬富士公園内にある「あそびの王国」で遊ぶのもおすすめですよ!
三田市有馬富士自然学習センターの施設情報
- 住所:兵庫県三田市福島1091-2(兵庫県立有馬富士公園内)
- 電話番号:079-569-7727
- 開館時間:9時〜17時(夏休み期間は9時~18時)
- 閉館日:毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始
- ホームページ:http://kippy-labo.wix.com/kippy-labo
おまけ
今日のまゆだま工作の様子ですたくさんの方にきていただきました。有難うございましたカイコからこんなまゆだまができるなんてとてもふしぎですね。おうちに帰っても、いっぱいコロコロ転がしてくださいね。次回は2月11日(月・祝)まゆだま糸繰りたいけんです。参加費50円 13:30~15:30展示室4で行います。【有馬富士自然学習センター さえちゃん】
Posted by 三田市有馬富士自然学習センター on 2016年1月29日
はいわたくし、どこかにバッチリ映っちゃってます!(笑)